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最もシンプルで小さな葬儀形式!火葬式(直葬)について徹底解説

火葬式(直送)とは通夜式や告別式などの儀式を省き、親しい方などのごく少人数で火葬のみを行う葬儀のことを指します。
一般的な葬儀と流れが大きく違う部分もありますので事前に知識を蓄えておくことが大切です。

安置

火葬式は事前に内容をよく知った上で検討をしないと、後にトラブルになる場合も多いので注意が必要です。

当社では、可能な限りお客様の負担を少なくできるようにあらゆる方法で価格を抑えた火葬式プランもご提案しています。火葬式プランをご検討されている方に役立つ知識を今回の記事ではご紹介致します。

    目 次
  1. 火葬式(直送)とは?
  2. 火葬式の流れ
  3. 火葬式の利点と欠点

火葬式(直送)とは?

最もシンプルで小さな葬儀形式

火葬式(直送)とは一般的な葬儀と異なり、故人様が亡くなった後ご遺体を安置してから出棺、火葬場へ移動して火葬を行う最もシンプルで小さな葬儀形式です。

通夜式や告別式が行われません

一般的な葬儀では、一日目に通夜式・二日目に告別式と火葬を参列者を招いて行いますが、火葬式では納棺の後に葬儀のメインとも言える通夜式や告別式が行われません。
法律によってご遺体は死後24時間以内は火葬をしてはいけないと決められている為、火葬式であっても安置は必要です。

葬儀の多様化

葬儀をしなければならないという法律はありませんが「墓地、埋葬等に関する法律」によって埋葬(土葬)と火葬は必ずしなければならないと定められています。近年では葬儀に対する考え方や価値観が多様化してきています。大切な方が亡くなったらお葬式をしてお見送りをするという一連の儀式が一般的ですが、葬儀の形式には決まりがないため、その形式は実に様々です。今回ご紹介している火葬式においても、ご家族ごとに内容が異なる場合もあるのです。

火葬式の流れ

ご臨終から火葬式の一連の流れ

ここからはご臨終から火葬式の手配や終了までの一連の流れをご紹介致します。

●火葬式の流れ
・臨終、お迎え(搬送):病院から死亡診断書を発行してもらったら葬儀会社に連絡をします。葬儀会社の手配により寝台車が安置場所までご遺体を搬送します。
・ご遺体の安置:法律により亡くなってから24時間は火葬ができません。安置場所となるご自宅または葬儀会社や火葬場の霊安室など専用の安置施設にご遺体を安置します。
・葬儀会社との打ち合わせ:葬儀社スタッフと火葬場や僧侶などの手配等の打ち合わせを行います。葬儀会社は、役所に死亡届(死体検案書)を提出し、火葬許可書の申請など火葬に必要となる手続きを代行します。
・納棺:故人の旅立ちの身支度を整え、棺へ納めます。納棺の際にはお別れ花を献花し、故人の好きだったものなども一緒に納めることができます。
・お別れ:火葬場に到着したら火葬許可書を提出し、炉前にて故人との最後のお別れを行います。
・出棺、火葬:最後のお別れの後、お棺のふたをしめ火葬が始まります。火葬炉によりますが火葬は概ね一時間程度で終わるまで控室で待機します。
・拾骨、散会:火葬後に、係員の指示に従って遺骨を骨壷に納めます。火葬場では骨箱のほかにお墓に遺骨を埋葬するために必要な「埋葬許可証」が渡されますので確認して受取ります。一連の手続きを済ませて散会となります。

火葬式の大きな特徴

一般的な葬儀の流れとの大きな違いは火葬式には納棺の後に葬儀のメインとも言える通夜式や告別式がないという点です。火葬や収骨後に食事を集まってとる必要もなく時間・価格の両面で大幅に簡略化しているといえます。

なでしこ葬祭の火葬式

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火葬式の利点と欠点

周囲の理解が大切

火葬式を選択した場合に支障をきたしがちとなるのが「周囲の理解」です。従来の葬儀形式は通夜式や告別式を執り行うのが一般的でありお葬式というと従来のイメージを抱く方が多いです。そういった考えを抱く方にとって、シンプルな火葬式という選択はなかなか理解されにくいという側面があります。しかし、火葬式だからといって故人様と十分なお別れができないという訳ではありません。お坊さんなどを招いて火葬炉の前で読経・祈祷してもらうことも、故人へ心を込めたお見送りも可能です。
火葬式の利点と欠点を下記にまとめましたので参考にしてください。

火葬式の利点とは

●火葬式の利点
・参列者への対応が不要
・費用を抑えられる

火葬式は一般的にご家族や身近な方のみ少人数で行うため、大勢の参列者への挨拶や受付係の手配などが必要ありません。その為、香典を頂いた方への香典返しや手伝っていただいた方への挨拶回りなど、葬儀後の対応も最小限で済みます。
また、火葬式が選ばれる一番の利点であるのが費用面です。一般的な葬儀で行われる通夜式や告別式を行わない為、他の葬儀形式と比較して経済的な負担を抑えることができます。

火葬式の欠点とは

●火葬式の欠点
・参列を希望される方への配慮が必要
・周囲の理解を得る必要がある
・納骨できない可能性がある

火葬式は一般的にご家族や身近な方のみ少人数で行うため、参列できなかったことを悔やまれる方がいる可能性が高くなります。葬儀後に弔問の機会を設けるなどの対応を検討する必要があります。さらに、先にもお伝えした通り、火葬式は多くの方がイメージされる一般的な葬儀とは異なります。そのため、後々のトラブルを防ぐ為にも周囲の方に対して火葬式を行う旨をしっかりと伝え、理解を得ておく必要があります。
事前確認が必須な注意点として、一般的にお付き合いのある菩提寺がある場合はその寺の考えのもとに葬儀を行い、火葬後は菩提寺へ納骨することになります。火葬式を行うことを事前に伝え理解を得ておかないと、宗教的儀式を省いた葬儀を執り行ったことにより関係を損なう可能性や菩提寺への納骨を断られる場合もありますので、事前によく相談しておく必要があります。

ご遺体を保管する場所の確保が必須

死後24時間以上経過しないと火葬が行えないと法律上定められています。ご遺体を最低でも一日以上は安置する必要があり、火葬式に限った話ではありませんが火葬場の空き状況によって数日待つ場合もあるので、その間ご遺体を保管する場所を事前に考えておく必要があります。
なお、親族や故人様の親しかった方のみで行うお葬式を「密葬」や「家族葬」と言いますが、これらはお通夜・告別式を行いますので火葬式とは別のものとして区別されています。

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